追いかけてきた
ここまでずっと何かを
だけどつまづいた拍子にほとんど忘れた
本当にそれが欲しかったのかさえ

つべこべ云わずにあいしてよ
無能には目を瞑って
ぼくだってかわいいじゃあないか
自分についてよく知らないあたり

その泪は棺に
ぼくのいつか痩せる骸に

日章旗に捧げた春
ぼくの無知すぎた萌芽

親が汚れていくさまを見ていた
それでどんな屈辱も平気になるんならと思った

唾液に湿る舌に舌
迷える指に淫売の手のひら

壊しても
創り上げても
満たされなかった

かけがえのないものはなく
意味なきものに埋め尽くされる
守られてゆるされる命はなく
その尊厳は数年で摩耗した

思想
革命
憂いを知らない若者はもういない

値打ちのないこの管にもあんたたちのと同じ脈拍をください
そうだ土下座したって嗤われたって
ぼくたちがあんたたちを覚えている明日なんかこないんだ

どんなにか弱い手にだって
猟奇的にナイフを振り上げる理由がある

ぼくたちの底辺にだって
理論をかかげる君子が存在してる

もっと綺麗な言葉でつむげたら良かったんだろうか
他人に疑われることもなく自分に正直になることもなく
そんな矛盾がゆるされてたまるか
ほとんど最初からばかげてる
うつくしい嘘なんか吐けない
みにくさの意味さえわかってないのに





半分は聖域だったと思う
侵すとき思ったのは
同じように侵されるとき
ぼくが何をこの目に見ていたか
最後のきよらかさの中で
ぼくはいったい何を信じて
誰の音楽を脳内に流していたかって

それだけ





意味なんてないよ
仮に辿り着いて
見つけてもね

途切れないループに
まるごと取り込まれるだけ

やめようよ
そんなこと

ずっとあそんでようよ

夕焼けの中で
朝焼けの外で





あなたを
しんじたいとおもう
つかれました

これは
屈服ではなく
妥協でもなく
めぐまれた休息地なのだって
あなたがゆってください

ことばは朽ちます
ぼくはきっと
忘れてしまう

飛び散ってしまう前に
だからぼくを抱きしめてください
もう絶対に離さないでください

一度でいいので笑ってください
生きていけばいいのだから
って

「光はあふれてる」

あなたが告げて笑えば
ぼくは一生
その嘘にもつきあいますから